梅雨どきの「寝不足」と「胃の不調」はセットでやってくる!?

梅雨開けも直前に迫り暑さも湿度も高い日々が続いて、なんとなく「だるい」「疲れが抜けない」「胃が重い…」といった声が多くなってきました。
実はこれらの不調、バラバラに見えて「自律神経の乱れ」という共通点があります。

今回は、特に多くの方が悩まれる「睡眠の質の低下」「胃腸のトラブル」について、その関係と対策をお伝えします。

寝つきが悪い・夜中に目が覚めるのはなぜ?

梅雨後半は、昼間の湿度や気圧変化により、自律神経のバランスが乱れがち。
その結果、交感神経が優位になり、体が“戦闘モード”のまま眠りにつこうとするため、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりしてしまいます。

さらに気温も上がってくるので、「寝苦しさ」が追い打ちをかけ、眠っても疲れが取れない…という悪循環に。

睡眠不足が「胃の調子」にも影響?

「最近、食欲がない」「食べると胃がもたれる」という症状も増えてきます。
実はこれも、自律神経の乱れが原因の一つ。

睡眠不足やストレスにより副交感神経の働きが弱まると、胃腸の働きが鈍くなり、消化がうまくいかなくなります。
東洋医学では、梅雨時は「湿邪(しつじゃ)」が体にこもりやすく、脾(ひ)=消化吸収の要がダメージを受けやすい季節とも言われています。

対策1:夜の“交感神経OFF”ルーティン

眠る前に、体をゆるめて副交感神経にバトンタッチしてあげることが大切です。

✅ 寝る1時間前からスマホやPCを控える
✅ ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる(38~40℃)
✅ お腹や足首にお灸やホットパックでリラックス
✅ 耳のマッサージ・深呼吸で「副交感神経スイッチ」をON!

対策2:胃腸にやさしい「梅雨の食養生」

消化のよい温かい食べ物を意識しましょう。

✅ しょうが、梅干し、しそ、みょうがなど“発散系”の薬味を活用
✅ スープ・雑炊・おかゆなど、温かく水分を含んだ食事
✅ 冷たい飲み物・生野菜・脂っこいものは控えめに
✅ 食後すぐ横にならず、軽く体を動かすのも◎

鍼灸やマッサージで「自律神経」と「胃腸」を整える

睡眠や胃腸の不調に対して、自律神経にアプローチする鍼灸施術や、腹部・背部の温熱治療、マッサージも有効ですす。梅雨の“なんとなく不調”は、放っておくと夏バテの原因にもなりますよ

🌿 まとめ

梅雨の「寝不足」と「胃腸トラブル」は、どちらも湿気や気圧による自律神経の乱れからくるもの。対策を組み合わせて、本格的な夏を元気に迎える準備をしていきましょう。

お困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

2025年07月12日